よくある質問

Q.歯根破折の治療について。被せものと残った歯を削る必要性について

歯根破折の治療をしています。
最終的な被せものとそれに対する残った歯をどこまで削るかの必要性についてご意見を伺いたく相談しました。
気になっていることは、被せものをする際に、どこまで歯を削る必要があるかです。
現在も根管治療中ですが、治療中の奥歯が他の歯と当たらないようにと低く削って頂いているのですが、確認もないまま実施されているので少し心配に思っています。


上奥歯の歯冠が上から真っ二つにわれて、歯根破折をしました。根の方まではまっぷたつにならず、ヒビははいっている程度と診断頂きました。
普通は抜歯することが多いらしいですが、根菅治療して延命することとなりました。
根は幸いにも真っ二つになっておらず、ヒビは入っているかもしれないという診断を頂きました。
今後は、根管治療して、根管を埋め、その上から緩衝材となるように固い被せ物よりもプラスチックの被せ物をする予定とお聞きしています。
※かかりつけ医は、ファイバーコアなどをいれると歯根に負荷がかかり、割れに繋がるおそれがあるため、レジンなどでうめこみ、上から緩衝材となるようにプラスチックの被せものがよいのではないかという提案を頂きました。

そこで、治療に心配な点があり、質問をさせて頂きたいと思いました。


質問1:
やはり、このような状態では、かかりつけ医の提案通りの治療がよいのでしょうか?
※ファイバーコアやセラミックなどではなく、土台を作った後に緩衝材となるプラスチックの被せ物をする。
割れた場合は、根までは影響なくなるので良いとのことです。

質問2:
被せものをする際に現在の歯を他の歯とぶつからないように、多少なり低く削って頂いています。
問題ないかを質問すると、最終的には被せ物をする際には、もっと低くするから気にしなくてよいと言われました。
やはり最終的に被せ物をする際には、低く削るものでしょうか?

宜しくお願いします。


A.ご相談のメールありがとうございます。
質問1も2も問題ないと思います。たてに割れた歯はひびの入り具合で残せるかどうかが決まります。

根の治療中はあたらないようにしないといけません。かぶせ物の種類はその歯の具合で変わります。

選ぶ材料はその先生の好みで多少変わりますが、基本的な考え方はそのかかりつけ医の先生は間違っていないと思います。

誰かが悪くて病気になるわけでもないですし、全力を尽くしても今後永遠にその歯が使えるわけではありません。

なるべく固いものはそこを避けて負担を減らしていったほうがいいですね。

ヒビが広がったりヒビがずれたら抜かないといけないと思ってください。

博愛歯科医院 院長 井出敏博