バイオフィルムをPMTC・歯のクリーニングで除去しましょう!

バイオフィルムをご存知ですか?
ちょっと聞きなれない言葉ですが、「バイオフィルム」は細菌の塊であるプラークの強固な集合体です。バイオフィルムを分かりやすくイメージすると、キッチンの流しやお風呂場の浴槽などに付着する”ヌルヌル”です。
それは細菌が簡単に流されたくないということから、粘性のフィルム状の膜をつくって繁殖しやすい環境に成長したものです。 バイオフィルムは歯面や歯と歯肉の間の歯周ポケットに付着するだけでなく、舌の表面(口臭の原因となる舌苔)や入れ歯にも付着し、むし歯や歯周病を引き起こします。

バイオフィルムは歯ブラシの届かない部位に付着します。
歯ブラシの届きにくい部分に付着したバイオフィルムを除去するには、どうしても歯科医院での定期的なPMTC・クリーニングが必要です。 PMTCを受けた後は、口の中がさっぱりして爽快感も感じますので、美容院に通うのと同じような感覚で定期的に受診される方も増えています。

PMTC・歯のクリーニング の流れ

下記はPMTCの一般的な流れです。これは一般的な手順で、患者さんの口の中の状態や症状によって、やり方が異なる場合もございます。

STEP1 口の状態のチェック
歯の表面の染め出しを行い、ブラッシングの状態、バイオフィルムの付着をチェックします。きれいにブラッシングしているつもりでもバイオフィルムは付いています。
STEP2 歯石除去
歯の表面や歯肉の中(歯根の表面)などに付着している歯石を除去します。
STEP3 洗浄
人によっては歯周ポケット内のバイオフィルムを、歯科医院専用の器具を使って除去(破壊)する必要があります。
STEP4 清掃
歯科医院専用の器具を使って歯面、歯間部、歯と歯肉の間、咬合面などをきれいにします。きれいになったでしょ!
STEP5 フッ化物の塗布
フッ化物などを塗布し、歯質を強化します。

よくある質問

PMTCはどのような人に必要ですか?
むし歯や歯周病の予防・再発防止に欠かすことができないのがバイオフィルムの除去です。幼児から高齢の方まで、今まで歯科治療を必要としなかった方から、多くの治療を受けられた方まで、すべての人に対してそれぞれの状況に合ったPMTCが必要です。
バイオフィルムができやすい人は?
歯ブラシがきちんと当る箇所はバイオフィルムができる前にとれていましますが、ブラッシングがうまくできない人、歯並びが悪く角度的に歯ブラシがうまく当らない人、歯周ポケットが深い人、矯正治療中の人、修復物の多い人などは、できやすい条件があるので注意が必要です。
バイオフィルムは自分で除去できませんか?
バイオフィルムの除去は、ご自身で行うブラッシングやフロッシング(糸ようじ)などのセルフケアが基本となります。しかし、セルフケアでバイオフィルムを100%取り除くことは大変難しく、磨きにくい部分にはどうしても取り残しが発生してしまいます。
PMTCは「プロの目」でこの磨き残しをチェックし「プロの手」で残ったバイオフィルムを除去します。つまり、みなさんのセルフケアを手助けし、健康維持増進をサポートするのです。
また、最近は通信販売などでいろいろなクリーニング・グッズを手に入れることができますが、天然歯とブリッジやクラウンなどの人工物では、使用する器材が異なります。器具や薬剤の適材適所の判断には、プロの知識が必要です。誤った使用はかえって健康を害してしまうことがあります。
PMTCを行う間隔はどのくらいがいいのですか?
一般的には1~3ヵ月に1回と言われますが、患者さんの状態や症状によっても異なるので一概には決められません。例えば、治療でいろんな補綴物が入るほど口の中の環境も複雑になるのでセルフケアも難しくなります。また、高齢者で薬を多用している方は唾液の出も悪くなることが多いのでバイオフィルムが付きやすくなります。お気軽にご相談ください。

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